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2008-03-30 Sun 14:45
![]() 監督:スチュアート・ミラー 脚本:マーティン・ジュリアン 撮影:ハリー・ストラドリング・ジュニア 音楽:ローレンス・ローゼンタール 美術:プレストン・エイムズ 原題 : Rooster Cogburn 製作年 : 1975年 製作国 : アメリカ 出演:ジョン・ウェイン、キャサリン・ヘップバーン、アンソニー・ザーブ、リチャード・ジョーダン、ジョン・マッキンタイア 「勇気ある追跡」(68)の続編。前作から8年後という設定です。あの愛すべきコグバーン保安官(ジョン・ウェイン)は健在でした(笑)。冒頭は容疑者相手の派手な銃撃シーン。今回もそのことで裁判所に呼ばれ、判事さんに叱られてました。なんと8年間で64人の容疑者を射殺したのですって!本人は「64人のうち死んだのは60人だ」と反論していますが(汗)。法に基き容疑者を逮捕できないコグバーンは時代遅れの保安官とされ、その任務を解かれてしまいます。はい、クビですね。 ちょうどその頃、無法者ホーク一家(リチャード・ジョーダン)による、ニトログリセリン強奪事件が起こります。判事は事件の犯人を生け捕りにすることを条件に、保安官への復職を持ちかけます。これに気をよくしたのか,踊りながら「彼女の体にペンキを塗った〜、腹に背中に あちこち塗った〜♪」と歌い始める姿には唖然呆然であります(笑)。即座に謝礼金と退職金の増額を要求する抜け目無さは以前のまま。 こうしてコグバーン保安官の犯人追跡の旅が始まりました。途中、犯人に父親を殺された伝道師のユーラ(キャサリン・ヘップバーン)とインディアンの少年ウルフが加わります。キャサリン・ペップバーンとジョン・ウェインの掛け合いは夫婦漫才を見ているようです。口が達者なユーラに、とことん叩きのめされる巨漢の保安官。何をやっても叱られ説教されます。「だらしのない怠け者」「汗とお酒でものすごく臭い!」とまで言われてしまう。さすがに傷ついたらしく「臭いとか愚かとは言われたくない」と抗議しておりました(笑)。 ユーラにとっては父親の敵討ち、保安官には犯人を追う、緊迫の旅なのに、なぜか珍道中。仲良く馬車に乗り、ピーナツをボリボリ食べながら会話を弾ませます。おふたりさん、いい雰囲気なのですよね〜。ところが不粋な保安官、唐突に「今、何歳だ?」「体重は?」なんて質問しちゃった(汗)。「失礼な人ね」とたしなめられても、どこふく風で反省なし。ますます饒舌になって、別れた妻の悪口を言い始める。よほど酷い目にあったのでしょうね。前作でも少女にさんざん愚痴ってましたから(笑)。ユーラの事は「恐い女だ、猛獣も逃げる」と陰口たたくし・・・トホホ。 2大スターの丁々発止のやりとりと絶妙の間合いが楽しい映画です。ジョン・ウェインはお茶目で、キャサリン・ヘップバーンは惚れ惚れするほど度胸がよい。筋書き云々よりも役者の個性を味わいたい!ビバビバ、ジョン・ウェイン ![]() |
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2008-02-06 Wed 09:26
![]() 『荒野の決闘』の感想文を書いた際、『OK牧場の決斗』についてもふれました。昔TVで観たけれど内容を忘れてしまった・・・と。西部劇の名作を忘れたままというのは、如何なものかなと思い、再見しました。そうしたところ、ラストの1シーンだけ覚えていましたよ。(情けなっ) O.K.コラルの近くの路上で、実際に起こった銃撃戦を題材にした映画は「荒野の決闘」を含め、何本かあります。おそらく、アメリカでは有名な決闘なのでしょうね。日本の「忠臣蔵」のように?(笑)。監督は『荒野の七人』『大脱走』のジョン・スタージェス。出演は『ダラスの熱い日』のバート・ランカスター、『戦う幌馬車』のカーク・ダグラス。 1957年 アメリカ ジョン・フォード監督の『荒野の決闘』とジョン・スタージェス監督の『OK牧場の決斗』。主要な登場人物は同じ、事件の大筋も同じなのですが、作品のテイストが違います。『荒野の決闘』は、派手な演出を避け、豊かな叙情性の中に、ワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)の淡い恋が描かれているのに対し、『OK牧場の決斗』は、男の友情や意地を、きりりと描いています。『荒野の決闘』の原題が「My Darling Clementine」、『OK牧場の決斗』の原題は「Gunfight at the O.K. Corral」。冒頭に流れるテーマ曲に、両作品の違いが顕著に現れています。『OK牧場の決斗』は、歌詞にガンファイトがなんだらかんだら(笑)と出てくる、勇ましい曲です。 ![]() ワイアットとドク。人間味に満ちた保安官と元歯医者の賭博師の友情を軸にドラマは展開します。酒びたりで胸を患っているドクを決して見放すことなく世話を焼くワイアット。そんなワイアットに、毒づきながらも、そばを離れようとしないドク。自分の死期が近いことを悟り「せめて、ただ一人の親友と死なせろ」と、OK牧場で行われる、ワイアット兄弟対アイク・クラントン一家との決闘への助太刀を決めます。 クライマックスの決闘シーンはケレン味たっぷりのガンプレイを存分に魅せてくれます。決闘に向かう男たちの姿がカッコいい一作です。 |
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2007-11-25 Sun 10:38
初めて観た西部劇はシェーンだったと思います。小学生の頃だったかしら・・・・。子供が主役の「小鹿物語」「汚れなき悪戯」「禁じられた遊び」などをTVで観ていた記憶があります。その後、リバイバル上映されたものを映画館へ観に行きました。監督はジョージ・スティーヴンス。出演はアラン・ラッド、ヴァン・ヘフリン、ジーン・アーサー他。
1953年アメリカ ![]() あの有名なラストシーンには、死が暗示されている・・・と、DVDのジャケットに書かれています。シェーン死亡説というのがあるそうです。そこで、ラストの決闘と去っていくシーンをスロー再生してみることに・・・・。 決闘シーンでは3人を相手に撃ち合っています。仮に撃たれたとしたら、2階でライフルを構えていた男にだと思いますが、確認出来ません。銃口から弾は発せられていますけれど、シェーンには、当たっていないと思うのですよね。当たったとしても、かすった程度で致命傷ではないと思います。ジョイ少年の「シェーン、血が出ている」という台詞から負傷していることが分かります。しかし、銃によるものか、ジョイの父親との殴り合いによるものかは判別しかねます。怪我の程度も分かりません。 「シェーン、カムバック!」の叫びに振り向くことなく、立ち去る後ろ姿。ラストのラストは墓場のようです。映像が小さいので、シェーンの様子は定かではありませんが、首と左腕はうな垂れています。これだけでは何とも言いようがありませんね。死亡しているのか、瀕死の状態なのか、軽傷なのか・・・・。 昔は死亡説なんて、なかったと思いますよ。映画仲間とシェーンの話はよくしていました。もし、そんなネタがあれば、誰かが口走ったはずなのでよねぇ。裏話が大好きな年代でしたもの(笑)。私たちだけ、知らなかったのかしらん?まっ、いろいろ奇説・珍説が出るほど、多くの人に愛されている映画ということなのでしょう。 同じ西部劇でも、ジョン・フォード監督やハワード・ホークス監督といった巨匠が描いたものに比べると、B級ぶり(?)を如何なく発揮しています。フォークダンスのシーンは、セットでの撮影だと、この私でも判りました。猛スピードで走る駅馬車やインディアン、騎兵隊は登場しません。ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、ゲイリー・クーパーといったスターも出ていません。しかし、この映画には心を打つものが根底に流れています。それは、西部開拓民の家族愛であり、一宿一飯の恩義を受けた男の意気・・を感じるからではないでしょうか。 もともと、西部劇はお子ちゃま相手のB級作品だったと聞きます。そうであるならば、本作は西部劇の原型なのかもしれませんね。駅馬車(1939年)以前の西部劇を観たことがないのですけど(汗)。私にとって西部劇とはシェーンです。もっと言えば、映画に関心を持たせてくれた作品です。ヴィクター・ヤングのテーマ曲も心に残ります。シェーン、フォーエバー! |
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2007-10-10 Wed 13:16
スター・チャンネルで『ウエスタン』を観ました。初見です。マカロニ・ウエスタンの大作。監督は『夕陽のガンマン』のセルジオ・レオーネ。『荒野の用心棒』や『続・夕日のガンマン』の監督さんでもありますね。出演は『狼よさらば』のチャールズ・ブロンソンと『荒野の決闘』のヘンリー・フォンダ。1968年 イタリア/アメリカ
![]() チャールズ・ブロンソンが演じるガンマンの名前はハーモニカ(通称ですよ)。ハーモニカを吹きながらの登場でした。なんでも、話の代わりに吹くそうな・・・・凄っ!この映画ではハーモニカが重要なカギ。ブロンソンが趣味で吹いている訳ではありません。なぜ、ハーモニカなのか?それはラストで明らかにされます。 ![]() ハーモニカ男(ブロンソン)が敵と定める相手は冷酷非道のガンマン、フランク。これがとんでもない悪党で、利権のためなら子どもまで撃ち殺してしまうようなヤツ。フランクを演じているのが、ヘンリー・フォンダです。こんな悪党役を引き受けるとは! 彼の手にもハーモニカですねぇ(笑)。西部劇とハーモニカのコラボ?飛んでるというか、切れているというか、いやはやユニークな発想に脱帽です。ボブ・ディランや吉田拓郎もハーモニカを肌身離さず(でもないか・・・笑)持ってましたね。私が知らないだけで、この手軽な楽器は、何かを象徴するものなのでしょうか?反体制、反ベトナム戦争、反ハリウッドやアウトローとか・・・笑 ![]() セルジオ・レオーネ監督と言えば、役者さんの顔のアップ。ブロンソンさん、渋いですねぇ。 ![]() この映画、マカロニ・ウエスタンにしては、銃撃シーンが控えめです。叙情豊かな美しい映像と音楽。ウスエタン・ルックにも注目!とても楽しめました^^ |






















