ほ〜い♪アメリカン・ニューシネマの記念すべき第一号と称される
俺たちに明日はない。映画史上、最もインパクトがあるラスト!ハッピーエンドとは程遠い悲惨なラストによって、この映画は高い評価を得ました。反体制者の末路を衝撃的に描く事による体制批判・・・とでも言えばいいのかしらん。とにかく、カッコいい映画です。新春ということで、お気に入り映画を綴っていきま〜す。

監督は『奇跡の人』のアーサー・ペン。出演は『天国から来たチャンピョン』『レッズ』のウォーレン・ビーティ、『華麗なる賭け』『チャイナタウン』のフェイ・ダウェイ、『スケアクロウ』『ポセイドン・アドベンチャー』のジーン・ハックマン他。1967年 アメリカ

映画はクライド・バロー(ウォーレン・ビーティ)とボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)のプロフィールで幕を開けます。クライド・・・貧農に生まれ、ガソリンスタンドで強盗、1931年に出獄。ボニー・・・1931年には女給仕として働く。ボニーとクライドは実在したギャングだそうです。世間のはみ出し者二人が出会い、意気投合し、銀行を襲い、愛し合い、そして破滅する物語。ボニーの放つ「職業は銀行強盗よ!」にしびれました〜。
自動車泥棒にはじまった犯行は、次第に大胆なものとなり、銀行強盗へとエスカレートしていきます。ほどなく、C・W(マイケル・Jポラード)が加わり、更には、クライドの兄・バック(ジーン・ハックマン)とその妻ブランシェット(エステル・パーソンズ)が合流。彼らの犯行はメディアで取り上げられ、人々の注目を集めるようになります。1930年代のアメリカは大恐慌時代。人に危害を加えることなく、銀行を襲っていく彼らの活躍(?)記事は、閉塞感漂う世相の中で、ある種『ガス抜き』としての効用があったのかもしれません。
本作の魅力はボニー(フェイ・ダナウェイ)の美しさとカッコよさにあると思うのですよね。街一番の美貌を備えながら、退屈な毎日を送っていた彼女の前に現れた、非日常的な香りがするクライド(ウォーレン・ビーティー)。ボニーは彼によって新しい世界へ足を踏み込み、輝きを増していきます。一方、クライドにとってボニーは、美しさと気の強さを備えた完璧な女でした。
強い女、ボニー!カッコイイです。最近のアクション映画のなかには、超人的な強さを持つヒロインが登場しますが、あれは違うと思うのですよね(苦笑)。身体能力が異常に高い女が大暴れする、近未来型アクション映画はちょっと・・・・・。強い女をあんなふうに、化け物っぽく描かれると・・・・・ムニュ
ムニュ・・・・・
それはさておき、ラストですよ、ラスト!
87発の銃弾を浴びるボニー&クライドの壮絶な最期!!権力が下した、反体制的な者たちへの制裁。このラストは脳裏に焼きついて離れません。健忘症ぎみの私は、ストーリーは覚えていても、肝心のラストを記憶していないことが多々あります。しかし、この映画ぐらい強烈だと、絶対に忘れませんよ(笑)。
「俺たちに明日はない」と
「明日に向かって撃て!」のラストは死ぬまで忘れないと思います。