HP「ジャック・ニコルソンの館」を立ち上げました。よかったら覗いてみてくださいネ♪
捜索者
2007-10-30 Tue 14:11
ジョン・フォード監督の後期の作品です。また、主演のジョン・ウェインが、演技者としての力量を高く評価された作品でもあるそうです。ナタリー・ウッドの可愛らしさにドキドキ〜☆
1956年 アメリカ

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南北戦争が終わって3年が経った1868年のテキサス。南軍の元兵士イーサン(ジョン・ウェイン)は、放蕩暮らしの末、弟一家の元へ戻ってきます。ところがある日、イーサンの留守中に、弟夫妻と甥はコマンチ族の襲撃に遭い惨殺されます。そして、姪のルーシーとデビー(ナタリー・ウッド)は連れ去られてしまいます。ここから、イーサンの執念の捜索が始まるのです。

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映像が詩的で美しい作品ではありますけれど、内容はアメリカの暗部に触れた、重いものとなっています。白人とインディアンの互いの種族に対する嫌悪感が、血の報復合戦を引き起こします。インディアンの遺体の目を拳銃で打ち抜き「コマンチの信仰では、目のない死人は天国へ行けず、風の中をさまようのさ」と吐き捨てるイーサン。狂気をおびた差別主義者ですよねぇ。かたやコマンチ族の酋長スカーは、イーサンの前に白人の頭皮の束を突き出す。この二人が19世紀末の、アメリカの白人とインディアンの典型的な像なのかもしれません。ジョン・ウェインは「赤い河」でも意固地な主人公を演じていました。あの役と相通じるものがあります。

劇中の出来事を並べれば、残虐シーンの連続と言うことになります。しかし、死体や殺戮シーンの描写はありません。イーサンが酋長の頭の皮を剥ぐシーンも、映像が途切れます。観る者の想像力を利用して、惨殺や略奪、暴行場面を伝えているのです。西部劇の神様ジョン・フォード監督の卓越した表現力!ほんと、凄い才能だなぁ・・・・。

非情なイーサンは、誘拐されて酋長の妻の一人となった、姪のデビー(ナタリー・ウッド)まで殺そうと、銃を向けます。彼はデビーをコマンチ族と見なしたからです。どうして、ここまでインディアンを憎むに至ったかの説明があればよいのに・・・とも思いました。しかし、アメリカ人の観客に、そのような説明は不要なのかもしれませんね。おそらく、先住民族問題は誰もが知ることなのでしょう。
暗い場面が続いた後、イーサンの意固地さがに溶けて優しい叔父さんに戻り、どこへともなく旅立つラスト。静かな感動を覚えました。

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戦国自衛隊
2007-10-28 Sun 14:12
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WOWOWで放送されたものを28年ぶりに観ました。公開時に劇場鑑賞して以来です。
監督:斎藤光正、脚本:鎌田敏夫、製作:角川春樹。キャストは千葉真一、夏八木勲、渡瀬恒彦、竜雷太、小野みゆき他。1979年 日本 

(ネタばれ有りです)
当時、一般の人は自衛隊のことを、災害救助隊ぐらいに捉えていたと記憶しています。自衛隊が戦うなんて、それも戦国時代で!という発想で、本作は大ヒットしました。近代兵器とともに戦国時代へタイムスリップした自衛隊の顛末は如何に・・・・。

映画で描かれている戦国時代の勢力図、人物の相関関係は、史実と異なります。戦国には、ちょっと、うるさいタチなので、余計な事を言わせていただきますね(笑)。長尾景虎(上杉謙信)の主君が小泉越後守行長だってぇ?誰?真田鉄砲隊なんてあったっけ?武田軍の御旗が違う。川中島に、なぜ勝頼がいるの?中でも一番納得出来ない改竄は、信玄公が自衛隊に殺されたこと。ありえない!・・・・と、違和感を感じつつも、物語の進行を見守ることに(笑)。そもそも、戦国の世に自衛隊がいるという設定なのですから、ブツブツ文句を言う事は慎まねばいけません、はい。
でも、あと一つだけ言わせてくださいな。↓信玄公は、出家し僧にはなりましたが、山伏ではありませんでしたよ!

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しかし、この史実と違うメチャクチャな設定こそ、この映画の重要部分なのです。『自衛隊によって、歴史が変えられてしまった。ゆえに私たちが知る歴史が存在する。』というもの。そして、歴史と戦って、天下をとろうとした自衛隊員たちは、時の神からの報復を受けます。

途中で懐かしい音楽が・・・挿入歌の『スクリーンに雨が降る』(高橋研)。レコードを買ったっけなぁ。この映画の挿入歌は、どれもこれも素晴らしいです。
エンディングはジョー山中の『ララバイ・オブ・ユー』

フレンドリー OH フレンドリー 友達になれたらいい
フレンドリー OH フレンドリー それ以上は望まないさ
まだ あどけないおまえの 寝顔に浮かぶ汗 遊び疲れたあとの 安らぎのしるし
シャツの シャツのボタン 外しながら 酒臭い息を吐き 独り言さ
生きることは 愛する事と 覚えていてほしいのさ 
ララバイ オブ ユー 歌える日まで歌おう

ロンリー OH ロンリー 見届けてくれたらいい
ロンリー OH ロンリー 後のことは おまえ次第
おまえの 胸の中にも 悲しみが 芽生えて いつか 大人になれば 思い出すだろう
酒を 酒を飲んで 雨に打たれて 時に 酔いつぶれてた おれの姿
人は みんな 一人なのだと それを 知っていてほしい
ララバイ オブ ユー おまえのために 歌おう

この曲が流れるラスト。音楽との相乗効果でしょうね。消え去る者への哀悼をこめたメロディーに、たまらなく悲しい気持ちになりました。伊庭三尉(千葉真一)らは壮絶な最期を遂げます。伊庭の亡骸を見つめる長尾景虎の表情が、見る者の涙をさそいます。なぜか、悲しみとともに美しさも感じました。散り際の美学かしらん。

千葉真一のアクションは見所のひとつです。馬をさっそうと乗りこなし、見事な殺陣を披露しています。お弟子さんの真田広之も武田勝頼を熱演しています。その他、有名人のカメオ出演も見逃せません。角川春樹、薬師丸ひろ子、宇崎竜童などなど。薬師丸ひろ子と対峙した木村三曹の「まだ子どもじゃないか」のセリフが話題になりました。

『戦国自衛隊』に続いて放送された『戦国自衛隊1549』もチラッと観たのですが、こちらはパス。私は1979年版の方が好きです。合戦シーンは言うに及ばず、全てが過激な作りとなっていますから(笑)。好みは人によって、それぞれ。お許しを〜

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2001年宇宙の旅
2007-10-26 Fri 10:26
スタンリー・キューブリック 監督の『2001年宇宙の旅』と『時計じかけのオレンジ』は観るのを避けてきた作品です。『2001年宇宙の旅』は超難解だと言われていましたし、『時計じかけのオレンジ』は公開時、私には刺激が強すぎる映画だったからです。その後も、観る事をはばかり、ブラックリストの中に入ったまま。私の鬼門映画です。

あれから、随分と年月が流れ、今や恐いものなしの年になってしまいました(笑)。「どっからでも、かかってこんか〜い」的な境地に達しております。まずは『2001年宇宙の旅』を成敗してやろうと、鑑賞いたしました。で、どうなったかと言うと、返り討ちにあいましたぁ〜(笑)。
ラスト15分が超難解です。顔と脳みそが引きつりましたよ。・・・・1968年 アメリカ。

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今から400万年前の類人猿は、猛獣に怯えながら、細々と毎日を送る、か弱きサルでした。サルの前に突然出現した石碑(モノリス)。これに触れたサルどもに、変化が現われます。転がっている骨を手に持ち、振りかざし、別の骨を砕き始めました。道具です。サルから人類へ、そして地球の支配者へならんと歩み始めたのです。やがて、道具(骨)を武器に争い始め、サル社会の平穏な暮らしが崩れます。一匹のサルが、大空に放り投げた骨が、宇宙へ、そして未来へと繋がります。

人類は宇宙ステーションを拠点に活動をするほど、進歩を遂げました。宇宙船の全機能は、ハルと名づけられた人工知能を搭載したコンピューターが制御しています。
高い知能ゆえに、人間の感情までも模倣し、自己という概念を持ち、その存続のために乗組員の殺害を企てるハル。ただひとり、生き残ったボーマン船長は宇宙の旅を続けます。
その目的は・・・
(18ヶ月前に地球外知的生命体の存在を示す証拠が出た。月面下に石碑(モノリス)が埋められていて、木星に向けて非常に強力な電波を発している。何者がいかなる目的で埋めたのかを調査する)というもの。さてさて、ここから先が魔のラスト15分。木星無限の彼方で起こることが?なのです。船長が行き着いた先が↓なんなんでしょう?宇宙船が部屋に着陸してる^^;

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この部屋らしき空間で、人類は再び石碑に遭遇します。

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謎の石碑(モノリス)との接触後、ホーマン船長は急激に年をとり、終には子供へと形を変えます。モノリスと接触したサルが人へと進化したのですから、ボーマン船長も、人類から何かに進化したと考えるのが妥当でしょうね。 いや、映像は赤ちゃんでしたので、進化でなく、人類の再生を表しているのかもしれません。まだまだ疑問はあります。石碑(モノリス)は何?神?人類が間違った方向へ進んでしまったことへの警鐘を具現化したもの?

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考えてもわからないので、別の話題を〜(話をそらします・・・笑)特筆すべきは圧倒的な映像美。意識を映像と音で見事に表現しています。どんな意識?と聞かれると困りますけど。
要はね、この映画は理屈で観ちゃダメってことです。感覚ですよ、感覚!フィーリング!居直ったわけじゃないってば(笑)。

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グッド・シェパード
2007-10-25 Thu 10:18
『グッド・シェパード』を観てまいりました。何ヶ月も前から楽しみにしていた映画です。ロバート・デ・ニーロが『ブロンクス物語/愛に包まれた街』以来13年ぶりにメガホンをとった作品です。パンフレットによりますと、フランシス・コッポラが総指揮、『フォレスト・ガンプ・・・』の脚本家エリック・ロスを迎えて完成させたものだそうです。その他、ストーリーなどの作品情報は、こちらグッド・シェパード公式HPでどうぞ。

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導入部のピッグス湾事件。カストロ議長が若い。米ソ関係が最も緊迫していた時代でしょうか。冷戦はベルリンが陥落したときに始まったと言ってよいのかもしれませんね。『ヒトラー最期の12日間』を観ると、その時の模様が詳細に描かれています。ソ連軍がベルリンの中心部にまで、軍を侵攻させていました。『さらば、ベルリン』では、連合国側が領土問題を含めた、戦後処理を目的に集っていました。この頃から、米ソは激しい火花を散らし、互いを牽制するようになったのでしょう。

ロシアは今でこそ、プーチン大統領が来日した時など、柔道パフォーマンスを見せ、親しげに振舞っていますが、その昔は得たいの知れない不気味な国でした。いつだったかしら?TVで「ブレジネフ共産党書記長が死亡したらしい」というニュースが流れました。ソ連のTVが、通常の番組をとりやめ、終日、クラシックを流している、これはブレジネフが死去したからではなかろうかと・・・。国家の代表の死すら、公表しない国だったのです。ブレジネフって、眉毛に特徴のあった方。ビートたけしのネタで有名でしたね(笑)。鉄のカーテンがおろされている国との間で繰り広げられた諜報活動合戦。CIAが重要な任務を担っていた時代です。

前置きが長くなりました(汗)。っていうか、公開されたばかりの映画の感想は書きづらいです。ネタばれになってはいけないし、変な先入観を植え付けるのもよくないですから・・・・。

出演はマット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、アレック・ボールドウィン、ウィリアム・ハート、ジョン・タトゥーロ、そしてロバート・デ・ニ−ロ。出演者を見れば、どんな映画か粗方、想像できるかと思います。2006年 アメリカ。

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かなりの長尺物ですが、時間を忘れて、映画の世界に浸る事が出来ました。練りこまれた内容で、細部まで丁寧に作られているからでしょう。特に後半は、どんどん引き込まれていきます。前半部分に撒き散らされたナゾが、後半に解かれていく面白さ・・・です。

『グッド・シェパード』とは新約聖書からの引用だそうです。パンフレットに「わたしは良き羊飼いである。良き羊飼いは羊のために命を捨てる」という意味だと書いてあります。羊は国、あるいはCIAを指しているのでしょうか。CIAは国の一組織ですから、国家のために命を捨てると解釈すればよいのかしら。

んっ?でも、そうかな?エドワード(マット・デイモン)は国家への忠誠心というより、自分の信念に従い、諜報活動に身を投じたように思えました。彼の父親が死の直前に残した言葉。これがキーワードになっているような気がします。彼は騙される事が許せない人間だったのではないかしら。個人、国家を問わず。国家への忠誠心という部分は、描かれていなかったと思います。忠誠心うんぬん、というからには、それに至った経緯が示されていると思うのですけどね。まぁ、あれやこれやと、考えさせてくれた作品です。デ・ニーロ監督は「この映画のテーマは?」という質問に「観客によって受け止め方は違うだろうから、自分で判断してほしい。」と答えています。

感想は★★★★★(5点満点)です。満足、満足、大満足のハッパ、フミフミ〜でした。

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赤い靴
2007-10-23 Tue 14:12
私の場合、『赤い靴』と聞いて思い浮かぶのは、野口雨情作詞の♪赤い靴 履いてた 女の子 異人さんに 連れられて 行っちゃった♪です。

映画 『赤い靴』は、アンデルセン童話『赤い靴』をモチーフとしたストーリーです。ご丁寧に、劇中、バレエ劇団の団長レルモントフ(アントン・ウォルブルック)が童話『赤い靴』の講釈をしています。

それによると、赤い靴を履いてパーティに出たいと願う少女の物語だそうで・・・・。
靴を手に入れ、踊りに行ったはいいけれど、靴が脱げなくなるという怪奇現象(?)に遭い、悪戦苦闘したらしいです(笑)。すっ、すいません。かいつまんで言うと、こういう風になってしまいます。童話の言わんとすることは、怪奇現象でなく、(当たり前ですね・・・笑)赤い靴を履いて踊る事を夢見た少女の、夢と現実世界との溝を伝えたかったのかな。。。。ちなみに、アンデルセンの原作は、赤い靴に固執した少女への戒めがテーマのようですね。

監督・製作・脚本はマイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー。
出演はモイラ・シアラー、アントン・ウォルブルック、マリウス・ゴーリング他。
1948年 イギリス。

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バレエ演目『赤い靴』の主役に抜擢され、スターになったビクトリア(モイラ・シアラー)。やがて、同じ劇団に所属作曲家のクラスター(マリウス・ゴーリング)と恋仲になります。これに大反対するのが、劇団長のレルモントフ。なんせ、バレエの定義が「バレエは信仰だ。」と、のたまふ人ですからねぇ。ダンサーたるもの、曖昧な人間の愛に身を任せてはいけない!と、断固反対するのです。愛か踊りかで、苦悩するビクトリア・・・。ストーリーは、いたってシンプルなものです。

映画の見所は、『赤い靴』のパリ公演ですよねー。たっぷり見せてくれます。バレエ映画の最高傑作と言われているのも納得です。幻想的な舞台演出と、巧みな踊りが合わさって、観客をを不思議な世界へと、いざなってくれます。月夜に現われる怪しい影。なにかを暗示しているようにも思えました。いつまでも観ていたい踊りです。DVDで、このシーンを何度も再生しました(笑)。

そして、衝撃的なラスト。ああいった形で、愛か踊りかの結論を出すことになってしまったビクトリアが哀れです。でも、結果的には、幸せを掴むことになったのではないでしょうか。童話『赤い靴』と似たような終わり方です。しかし、映画の方が救いがあるような気がしました。

仕立ての良い上質な映画でした^^

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雨に唄えば
2007-10-21 Sun 17:05
『雨に唄えば』といえば、ジーン・ケリーの歌と踊りですね。踊って唄えば雨も楽しい。うん、うん、そうだろうな。私はそんなこと、しませんけど(笑)。

ミュージカル映画の中には、「当たり〜」なモノも「はずれ〜」なモノもあります。最近観たものでは、『プロデューサーズ』が1968年版と2005年版、ともに楽しめました。「はずれ〜」は今でも忘れません。30年以上前にテレビで観た『シェルブールの雨傘』です。当時、映画好きの友達と、シネマ・サークルもどきを結成しておりました。仲間うちで、えらく評判が悪かったのが、フランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴ。カトリーヌ・ドブスなどと、ヤユして喜んでいました。あんな美女に対して(スミマセンでした)。ドヌーヴが主演ということで「はずれ〜」になったのです(汗)。今また『シェルブールの雨傘』を観れば、違った感想を持つだろうと思います。

さて『雨に唄えば』についての感想文(笑)。
昔、観たミュジカル映画です。BSで放送されていたのを久しぶりに観ました。
監督は『シャレード』 『いつも2人で』のスタンリー・ドーネン&ジーン・ケリー。
キャストは、ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズ他。1952年アメリカ。

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結論から申しますと、非常に面白いミュージカルです!ジーン・ケリーとドナルド・オコナーのタップダンスに魅せられました。本物のエンターテイメントの醍醐味を味わえます。

雨の中、ジーン・ケリーが歌い踊る、有名なシーン。あれって、恋人との初キスに浮かれ踊り始めたのですよねー。喜びのあまり、電燈に飛びつくのも傑作。観ている方は幸せのお裾分けをもらった気分になります。ご馳走さまでした(笑)。

この映画のもう一つの見所。それは、サイレントからトーキーへの過渡期のハリウッドをコミカルに描いているところではないでしょうか。出演者の声を拾うのにも苦心しています。マイクをセットの植え込みやドレスの中、肩の上に付けてみたり・・・。映像と音がずれて、シリアスな恋愛映画のつもりがコメディになってしまったり・・・・。

考えてみれば、サイレントからトーキーへの移行は、画期的な技術進歩ですよね。現場の混乱は相当なものがあったでしょう。「サイレント映画なんて、フィルムに映るだけの影じゃない。中味なんてない。パントマイムよ。」なんてセリフも飛び出します。な〜るほどね。でも一方では、チャップリンのように、サイレントにこだわる映画人もいたそうですね。私はチャップリン作品でしか、サイレント映画を観た事がありませんけれど、あれはあれで、趣があるようにも思えました。

いろいろな観点から楽しめるミュージカル映画の傑作です。はい、満足いたしました。

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荒野の決闘
2007-10-20 Sat 14:23
このあいだ、『ウエスタン』の中での、ヘンリー・フォンダの悪人ぶりを記事にしました。あんな悪党を見たことがない・・・・と。そんなことはケロッと忘れ、今回は正義の味方を演じているヘンリー・フォンダについて(笑)。

監督は西部劇の神様ジョン・フォード。第二次世界大戦が終わっての、第一作めです。8月にBS世界のドキュメンタリー『実録ニュルンベルグ裁判』が放送されました。法廷の映像記録を担当したのはジョン・フォード監督だそうです。映画界の重鎮ですね。1946年製作 アメリカ

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弟を殺されたワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)は、犯人を捜すため保安官になります。元医者で今は胸を病み賭博師となっている、ドク・ホリデー(ヴィクター・マチュア)の協力の下、犯人をつきとめます。そしてラストがOK牧場での、クラントン一家との決闘!決闘シーンは壮絶です。が、ドクの最期は、ちょっと呆気ない。あらまっ?・・・でした(笑)。なお『OK牧場の決闘』は、ジョン・スタージェス監督が映画化したものも、有名ですね。これは昔、テレビで観ましたが、内容をほとんど忘れてしまいました(汗)。是非とも再鑑賞したい映画です。

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映画はワイアットとドクの友情、ワイアットとドクの昔の恋人クレメンタイン(キャシー・ダウンズ)とのふれあい、ワイアットの復讐・・・などが軸となっています。そして、あの有名なテーマ曲。♪オオ・マイ・ダーリン、オオ・マイ・ダーリング・クレメンタイン♪私は西部劇で使われている音楽が大好きです。『黄色いリボン』、『荒野の七人』、『シェーン』『駅馬車』・・・・音楽も映画の重要な要素です。昔はスクリーンから、いくつもの名曲が生まれました。音楽が単なる効果音として使われるのではなく、主題曲としての存在感がありましたね。本作の原題は『My Darling Clementine』。西部開拓者が歌っていた曲だそうです。


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OK牧場の決斗とともに、映画史に残る、クレメンタインとの情感豊かな別れのシーン。「私はクレメンタインという名前が大好きです。」というセリフを残し、静かに去るワイアット。『いとしのクレメンタイン』が流れる中を。。。。。私のお気に入り西部劇のひとつです。

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ゲッタウェイ
2007-10-18 Thu 17:08
バッキューン。ハートを撃ち抜かれてしまいそう〜。マックィーンのカッコ良さが炸裂です。この人は何をやらせてもサマになりますね。特に、囚人役をやらせれば右に出るものなし!本作でも冒頭シ−ンは刑務所。ドク・マッコイ(スティーブ・マックィーン)は銀行強盗の罪で服役中〜。
監督は『ワイルドバンチ』『わらの犬』のサム・ペキンパー。共演は『ある愛の詩』のアリ・マッグロー。ふたりは、後に結婚しました。いいなぁ。マックィーンと結婚して(笑)。
1972年 アメリカ

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出所した銀行強盗が再び銀行を襲い、悪徳政治家一味と警察から追われるという、よくあるというか、単純なストーリーです。しかしですねぇ、マックィーン主演ということだけで、映画が華やぎます。これがスターのオーラというものでしょう。はい。マックィーンはカッコイイというのが、この映画の主題です(笑)。

随所に出てくるカーチェイス。立ち上る炎の中へ、突っ込んでいくシーンもあります。どこまでが本人によるアクションなのか気になるところです。

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男と女の逃亡劇で思い出されるのは『俺たちに明日はない』のボニー&クライド。あれも超カッコイイ映画でした。特にボニーを演じた、フェイ・ダナウェイの不敵な美しさに憧れたものです。ボニーは凶暴な(?)女でしたけど、『ゲッタウェイ』の中に登場している、マックィーンの相棒キャロル(アリ・マッグロー)は、か弱くて、守ってやらねば・・・と思ってしまう女性です。ドク(マックィーン)が、彼女を庇い助けるのを見て、頼れる男だわぁ〜、素敵〜ということになるのです。

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ほらほら、マックィーンがカッコいいでしょ。片手ハンドルで、一方の腕は窓にかけてて。車の窓の形も懐かしいですね。当時の車には、開閉できる三角窓がありました。エアコンなんてありませんでしたから、夏は窓を開け、風を切って走ったものです。

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最近のアクション映画は人工的で面白くないです。マックィーンのアクションが恋しいよ〜。
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コーヒー・ブレイク
2007-10-16 Tue 13:37

ピーちゃんの寝顔です。よくわかりませんかぁ?

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え〜と、これだとわかるかな?可愛いですかぁ?可愛いでしょ。

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どれどれ、違う角度だと、こんな感じ。お口がちょっと開いてますねぇ。
う〜ん、悪い夢でも見てるのかなぁ?ピーちゃんのお顔、恐いかも・・・

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西部戦線異状なし
2007-10-15 Mon 10:56
今までに観た一番古い映画は、チャップリンの『街の灯』でした。1931年のサイレント映画です。今回DVDで鑑賞した『西部戦線異状なし』は、1930年のトーキー映画。記録更新で〜す。
第3回アカデミー作品賞・監督賞受賞。アメリカ作品。

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DVDのジャケットに書かれているコピー死ぬ時はかかとを揃えて聞きます。ヒンメル軍曹死んでもいいですか?と・・・これだけで、ぐぐっときちゃいました。反戦映画の大傑作です。こういう作品の感想は書きづらいです。ただただ、凄い!という言葉しか出ませんから。西部戦線(第一次世界大戦)に出征したドイツ軍志願兵の物語・・・・

愛国主義を学生に植えつける教師が尋常ではありません。君たちは国の宝だ。ドイツの鉄の男たちだ。さぁ、立ち上がり祖国のために戦え。戦争で一番大事なことは美徳だ。祖国にささげる死は甘美である。教師に洗脳された若者たちは、学校を中退し入隊を志願するのです。

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←教師のカントレック











戦闘シーンにかなりの時間を割いています。当時の戦闘形態がよくわかるものです。第一次世界大戦から戦いのスタイルが劇的に変わったと聞きます。それまでは馬に乗って、横一列の戦隊を組んでいたそうですね。それが機関銃の登場によって、塹壕戦が主流となります。

塹壕に対処するため、戦車や毒ガスが開発されたとか・・・また潜水艦と飛行機も第一次世界大戦の後期には投入され、戦闘が立体的になりました。映画でも、ラストで爆撃機が映し出されました。ただ、この当時の飛行機は、主力とまではいかず、攻撃は歩兵中心だったそうです。機関銃やライフル銃の性能がアップしたことで、戦争犠牲者の数は大幅に増えます。

いつも思うのですが、兵器の開発スピードは、他の分野のそれと比べて速いですね。そのスピードに人間の心が追いつかない。映画の中のドイツ兵たちは、悲惨極まる戦場で、怯え戸惑います。

彼らが語る言葉の数々に、心を打たれました。ヘタな感想を書くよりも、それらのセリフを拾い出すほうが、映画の素晴らしさが伝わるように思われます。大切なことを忘れないためにも、したためておきたい・・・・・備忘録です。

「見たこともないイギリス人なんか撃ちたくない」
「戦争は熱病。誰か望まずとも自然と戦争がおこる」
「死というものを考えたことがなかった。生きていることは素晴らしい」
「死ぬ時はかかとを揃えて聞きます。ヒンメル軍曹死んでもいいですか?と」
「お前はオレの敵だったんだ。恐かったんだ。だから殺してしまった」
「神よ。私は生きたかっただけなのです。なぜ、殺し合いをさせるのでしょうか?」
「銃と軍服をぬいだら友達になれたのに・・・・」
「祖国に命を捧げる事が善なのでしょうか?」
「自分の命を犠牲にしてまで祖国の為に戦う必要なんてない」

本作が反戦映画の原点なのでしょう。反戦をテーマとする映画では、ヒーローを作ってはいけませんね。兵士が勇敢に戦い、華々しく散っていくストーリーは、戦争を美化し、好戦ムードを高めてしまうかもしれません。近頃は、戦争活劇と反戦映画の区分が曖昧になってきているような気がします。いろいろ考えさせられた映画です。
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