2008年01月/ 12月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫02月

--.--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2008.01/08(Tue)

天と地と(海音寺潮五郎)

IMG.jpg

先日、テレビ朝日系列で「天と地と」が放送されました。松岡くんの上杉謙信、自然な演技で良かったと思います。原作は海音寺潮五郎さんの長編歴史小説「天と地と」。過去に大河ドラマや映画の原作に選ばれました。大河ドラマ「天と地と」の時に、時代考証を担当したのが桑田忠親さんです。このふたりの対談が「戦国乱世」という一冊の本になっています。発行は昭和58年ですが、対談は昭和44年に行われたものです。作家と歴史学者の戦国談義です。

このおふたりさん、なかなか毒舌家のようで、名だたる武将をメッタ斬り。ほどんどの武将のことををキライだ!と言い放っています(汗)。信長さんに関する記述は熾烈を極め、「織田の軍勢は弱かったんですよ。弱いからけっきょく鉄砲を使うんですよ。尾張や美濃の兵が弱いのは、気候温暖で耕地広く、生産が豊かで、商業経済なぞも発達していたから。要するに環境がよすぎたのです。そういうところで育った兵は、どうしたって弱いですよ」などど、科学的な根拠のなさそうなことを挙げています(笑)。

信玄公のことは「戦争は強かったけれど、やっぱり親父(信虎)の子供ですよ。好むところに溺れる性質があった人ですよ。彼はあれほどの実力を持ちながら、ほんとに年をとるまで、五十何歳になるまで都に上ろうというりょうけんを起こさなかった。これは、ぼくは怠け者だったからだと思うんだ」って、ひど~い(笑)。

愚将についても言及しています。今川義元の息子の今川氏真については「あれはだらしがありませんね。」さらには、「阿呆ほど長生きするんだな。今川氏真にしても山名豊国にしても、土岐頼芸にしても、たいへんな長生きですよ。阿呆ほど、のんきにできているんだな。苦にならないんだ。自分の失敗が
毒舌ぶりはとどまるところを知らず、容姿については、北条早雲の顔が気味悪いだの、斎藤道三の肖像画をみた司馬遼太郎から聞いた話として「すごい顔だそうだ」といった具合です・・・やれやれ。

ところが謙信のことについては絶賛しています。「謙信の生涯はいってみれば芸術みたいなものですよ。彼の生涯そのものが、美しく潔く生きようという気持ちで貫かれて、従ってそんなおれは不犯を通して、最も清らかに美しく生きてやろう、という武将」だそうですよ。容姿については「立派で男振りがみごとですよ」戦い方は「フェアで敵を正々堂々とやっつける正義観念を持っていた」などなど・・・・

「天と地と」には、海音寺潮五郎さんの謙信への愛がいっぱい詰まっているのです。
スポンサーサイト

テーマ : 本の紹介 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 読書感想 上杉謙信

15:13  |  歴史  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。