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2010.01/15(Fri)

追憶

1930年代から50年代の初めまでの、20年間にわたる男と女の関係を、アメリカに吹き荒れた「マッカーシズム」を背景に描いたラブ・ストーリー。ユダヤ人の運動家ケイティをバーブラ・ストライサンド、彼女の元クラスメイトのシナリオライター・ハベルをロバート・レッドフォードが演じている。バーブラ・ストライサンドが歌うテーマ曲は映画とともに大ヒットした。当時の私は、哀愁たっぷりのメロディとレッドフォードの甘いマスクに酔いしれたものだ。原題は「The Way We Were」。1973年 アメリカ映画。


学生時代のふたりは同じ創作クラスに属していたが、対照的なキャンパスライフを送っていた。レッドフォードは成績優秀、スポーツ万能の花形的存在の学生だった。かたや、ストライサンドは政治に目覚め始めた活動家。当然ながらファッションなんぞには無頓着な野暮ったい女子学生である。社会が混とんとしていた30年代の大学は今と違って、思想信条の違う人間が集う場所だったのだろう。

時は流れる。第二次世界大戦中のニューヨークでふたりは再会する。薄暗いバーのカウンターで、軍服姿のまま居眠りするレッドフォードの美しいこと!ストライサンドがドキリとするのも無理からぬ。女性活動家だって恋はする。同じ価値観を持った同士であれば、すんなりと事が進むのかもしれないが、真逆の性格の者が恋に落ちたらどうなるのだろう。生きる姿勢の違いはやがて別れを呼ぶ。人生なんて、愛だけでは乗り越えられないことばかりだ。価値観の違いはどうあがいても埋められない。ふたりはやがて、別々の道を歩むことに。

別れて数年が過ぎた。ニューヨークの街頭・・・道を隔てて向かい合うふたりの顔には再会の喜びが浮かんでいる。愛を失くして別れた夫婦ではない。愛と価値観、どちらが上位にくるのかわからないが、とにかくふたりは別れた。そこに至るまでの苦悩もいまや思い出となり、それを慈しむふたりは何のためらいもなく、しっかりと抱き合うのだった。ただ、レッドフォードの傍らには再婚した妻がいて、ストライサンドにも伴侶がいる。「可愛らしい奥さんね 家に連れてらっしゃいよ」「そうはいかん」「そうね」万感の思いを込めて見つめ合い、そして別れた。切ないけれど美しい光景である。映画だから成り立つ話。美しい男と美しいメロディに酔えます♪
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テーマ : アメリカ映画 - ジャンル : 映画

タグ : 70年代の映画

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2010.01/04(Mon)

龍馬伝

『坂の上の雲』とタッチが似ている。『龍馬伝』には原作がなく、オリジナル脚本で龍馬を描いているそうだ。坂本龍馬を有名にしたのは司馬さんの『竜馬がゆく』であり、製作者もそのことを意識していることがうかがえる。去年の「天地人」と一昨年の「篤姫」は初回を見て、ずっこけ、後はパスした。あそこまで現代風なドラマにされると興ざめしてしまう。歴史ドラマの体裁を整えてほしかった。『龍馬伝』はというと・・・。

坂本龍馬を生んだ土佐の風土に焦点を当てているのが良い。殿様は山内なのだが、戦国期の土佐は長曾我部侍が支配していた。藩祖山内一豊が関ヶ原の功名で与えられた土地であり、もともと山内家というのは他国者である。藩の要職に就いたのは藩祖一豊が本土からつれてきた連中で、上士として長曾我部系の下士を支配してきた。下士は土佐の制度では最下級の武士で、上士からは人間あつかいされない。土佐におけるこの差別問題が、ついに維新史を動かすにいたったと言われている。初回はこうした土佐の特殊性を伝え、今後の展開の布石を打つ内容となっていた。

当時の土佐は士農工商という職業格差よりも、武士間の身分格差の方が大きかったようだ。それにしても、香川さん演じる岩崎弥太郎のみすぼらしさときたら・・・。武士を名乗ってはいるけれど、あの風体は物乞いのよう(汗)。しかし、眼光は鋭く学才がある。今後、どのようにして、のし上がっていくのか楽しみ。香川さんは「坂の上の雲」では子規の10代を演じ、「龍馬伝」では岩崎弥太郎の10代・・・ちょっと、無理はないかい?(笑)福山さんの龍馬は自然体の演技で良かったと思う。

国民に絶大な人気を誇る坂本龍馬だけに、その描き方には苦心もあろう。ただ、白馬の王子様風に「愛」を連呼する幼稚なヒーローでないことを望む。視聴率を考えれば、ホームドラマっぽくした方が数字は取れるのかもしれないが、それでは大河ドラマの名が泣く。きらびやかさを求めず、本格的な歴史ドラマにしてほしい。

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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