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2011.02/28(Mon)

英国王のスピーチ

現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記をコリン・ファース主演で映画化した歴史ドラマ。きつ音障害を抱えた内気なジョージ6世(ファース)が、言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く。共演にジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター。監督は「くたばれ!ユナイテッド」のトム・フーパー。第83回米アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚本賞を受賞した。(映画コムより)

出演コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター、ガイ・ピアース、デレク・ジャコビ、マイケル・ガンボン、ティモシー・スポール、ジェニファー・イーリー
監督・脚本:トム・フーパー脚本:デビッド・サイドラー製作:イアン・キャニング、エミール・シャーマン撮影:ダニー・コーエン音楽:アレクサンドル・デスプラ

speech.jpg

祝!作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞 昨日、観に行ったざんす。今週はバタバタ忙しくしておりますので手短に。

ソ○シ○ルネットワークは主要部門は、な~んも取れなかったね。評論家を巻きこんでの大キャンペーンを繰り広げたのに残念でやんした 

『英国王のスピーチ』の方が私は圧倒的に好き コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーターらが醸し出す知性とユーモアが隅々まで沁み渡ったセンスの良い作品に仕上がっていたと思う。デビッド・サイドラーの脚本は機知と精密さに富み、カメラは役者の感情を的確に写し取っていた。最後のスピーチは感動したなぁ。ヒトラーのスピーチとは真逆のトーン。ヒトラーさんのも、時代の風に乗れば、人の心を動かすものがあるんですけどね

日本じゃ、作れない映画ざます。昭和天皇や大正天皇の肉体的な欠点をテーマにするなんてとんでもない 英国王室は国民とともに歩んでいるんですね。

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テーマ : アカデミー賞/映画賞関連 - ジャンル : 映画

16:25  |  映画  |  TB(1)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2011.02/25(Fri)

屋根の上のバイオリン弾き

Fiddler_on_the_Roof.jpg監督: ノーマン・ジュイソン
製作: ノーマン・ジュイソン
原作: ショーラム・アレイハム
脚本: ジョセフ・スタイン
撮影: オズワルド・モリス
プロダクションデザイン: ロバート・ボイル
音楽: ジョン・ウィリアムズ
上映時間: 179分
1971年アメリカ映画

出演: トポル ノーマ・クレーン レナード・フレイ
モリー・ピコン ポール・マン ロザリンド・ハリス
レイモンド・ラヴロック マイケル・グレイザー
ハワード・グーニー ルイス・ゾリック
バリー・デネン ペイシェンス・コリアー



帝政末期のウクライナのアナテフカ村に暮らすユダヤ人一家の喜びと悲しみを、詩情豊かに綴ったミュージカル映画の傑作。一家の長女の結婚式で歌われる『Sunrise Sunset』が有名である。日は昇り日は沈み、時は流れ過ぎてゆく。まいた種は一夜で花になり咲き誇る・・・
映画はアステフカ村の夜明け風景で幕をあける。昇る太陽と鳥の鳴き声、屋根の上ではバイオリン弾きが、バランスをとりつつ曲を奏でる。村人たちは、このバイオリン弾きと同じだ。古いしきたりにくるまり、深くゆうったりとうねる危うい時代の波から、身を守って生きている。

Fiddler.jpg

牛乳屋テビエ(トポル)は妻ゴールデ(ノーマ・クレイン)と5人の娘と暮らしている。デビエの生活は、信仰としきたりの上に成り立っている。神から与えられた運命を素直に受け止めて、しきたりを守って生きていくことが何よりも大切なことなのだ。これはユダヤ人の多くに共通する思想なのだろうか。

安息日を前に村人たちは準備に忙しい。牛乳屋テビエ(トポル)の家の女たちも晩餐の用意にかかっていた。そこへ、イェンテ婆さんが長女ツァイテル(ロザリンド・ハリス)の結婚話を持ってやってくる。お相手は金持ちの肉屋ラザール。ユダヤのしきたりでは、仲人を立て、親が縁談を決める。テビエは迷う。男やもめのラザールと長女は歳が離れすぎているし、彼自身、ラザールが嫌いだ。だが、ラザールと結婚すれば娘は飢えずに暮らしていけるだろう・・・。テビエは気が進まぬながらも縁談話を承知する。話がまとまり、二人は祝杯をあげようと居酒屋へ行く。居合わせた村人たちも喜び、「人生に乾杯!」と歌い踊って夜をあかす。このシーンがいいんだなぁ、豪放らい落な歌とダンス!この時ばかりは異教徒のロシアの若者も加わり、コサックダンスを披露する。話を聞いた母親も大喜びだ。両親が決めた結婚。しかし、ツァイテルには、愛し合っている貧しい仕立屋のモーテル(レナード・フレイ)がいた。「無理に結婚させないで。私はモーテルと結婚したい」と懇願する娘の言葉にテビエは困惑する。自分たちで結婚を決めるとは・・・・。苦脳しつつも娘の想いをかなえてやるテビエ。しきたりを重んじてきた者にとって、重い決断だったに違いない。

次女ホーデル(ミシェル・マーシュ)は革命家の学生パーチック(マイケル・グレイザー)と、親も仲人も通さずに結婚すると言いだす。テビエは嘆く。「父親に許しを求めずいきなり結婚を宣言した。しきたりはどうなる、けしからん」と。だが、娘のパーチックへの愛の深さを思い、二人の結婚宣言を聞き入れた。

Fiddler_on_the_Roof_2.jpg

二人の娘たちは新しい時代を生きようとしている。テビエはしきたりに忠実なユダヤ人だが、愛する家族の気持ちを尊重する柔軟さも持ち合わせていた。彼には物事を多面的にとらえる知恵が備わっている。長女の結婚相手に対しては「貧しい仕立て人だが、まじめな働き者だ。」次女の時は「これが新しい愛の形かもしれない」といった具合に。新しい時代へ歩を進め始めたテビエ。しかし、どうしても譲れないものがあった。それは信仰である。ユダヤ人であることが生きる上での絶対条件なのだ。三女のハーバ(ニーバ・スモール)とロシアの青年フヨードカ(レイモンド・ラヴロック)の結婚だけは断固として許さなかった。この頑なさが、ユダヤ人差別に拍車をかけてきたのかもしれない。その一方で、どんなに迫害を受けても現代に至るまで滅ぶことがなかった要因でもある。「しきたり」は少しずつ形を変えていくがユダヤ人の信仰は未来永劫続くであろう。

政情が悪化しアナテフカ村のユダヤ人に退去命令が出される。生まれ育った土地を紙切れ一枚で追われる不条理を受け入れ、テビエたちはニューヨークへと旅立つ。その後ろをバイオリン弾きが従う。哀切なメロディーとともに。人が生きて紡ぐ、かげがえのないものへの深い眼差しが本作にはある。

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

タグ : 70年代の映画

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2011.02/15(Tue)

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男

本作は戦時の人間たちの映画である。実話をもとにした物語なのだそうだ。実話が云々、史実が云々という宣伝文句は鵜呑みにしないことにしているが、本作には説得力があった。余分な脚色がなされていないからであろう。戦争映画は本質的にはとても悲しいもので、感動的な題材となり得るわけだから、淡々と描くことによってこそ、リアルな感動が生まれるのだと思う。

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太平洋戦争の末期のサイパン島・・・陸海軍あわせて約4万名の日本軍と約2万人の民間人がいた。当時のサイパン島は精糖・漁業・酒造・農業などの産業で栄えていたため、これだけ多くの非戦闘員がいたのである。軍事的には本土防衛の重要拠点であった。ここを米軍にとられると、日本本土は直接空襲されてしまう。米軍は艦砲射撃によって日本軍守備隊海岸陣地を破壊し、上陸作戦を開始する。日本軍はあいつぐ夜襲により反撃をこころみるも、米軍の鉄砲火と戦車に圧倒され、南部にあるアスリート飛行場の占領をゆるす。米軍は日本軍邀撃ラインを逐次突破し、タッポーチョ山山頂を占領する。一方、日本軍は山の北側に要線を確保し、死闘に入ってゆく。そんな中、陸海軍首脳部は自決して果てた。軍刀を腹につきさすと同時に介錯人がピストルを放つシーンは異様である。首をはねるような豪胆な腕を持つものは、この時代にはいなかったのだろう。それでも切腹という死の儀式を行うのは精神主義に走った日本軍を象徴している。その後、日本軍残存兵は最後の突撃を敢行し、ここにサイパン島の地上戦は、いたましい終わりをつげる。

このような行為は米軍には到底理解できない。なぜ、首脳部は自殺したのか?なぜ、残存兵と民間人は投降しないのか?アメリカ海兵隊の中に日本に留学した経験を持ち、日本兵の精神構造を知る将校(ショーン・マクゴーウァン)がいた。彼は上官に「武士道」に通じる文化を必死に説明するが、理解を得ることはできなかった。

数メートル進むだけで多くの命が失われる最前線。しかし玉砕した日本軍の中には生き残った者もいた。大場栄 大尉(竹野内豊)は47人の兵士たちを率いてゲリラ戦を展開する。サイパン島は丘陵や断崖に富んでいる。日本軍によって要塞化された洞窟陣地や地下防塞が構築されており、その内部深くにもぐりこんでの抵抗戦は米軍を悩ませた。隊を統率する大場大尉はやがて「フォックス」と呼ばれ、恐れられる存在となっていく。黙々と表情一つ変えず、任務を遂行する大場大尉。しかし、人が人として立居しているかぎり、感情を持たずに生きられるものではない。戦禍の跡に残された赤ん坊を、愛おしげに抱き上げる姿に彼の本質をみたような気がする。

職業軍人であれば、集団自決という道を選んだかもしれない。だが、大場大尉は残された兵士と民間人の命を守り抜くため、智謀の限りをつくす。竹野内さんの演技の自然な本物らしさが良い。大場隊と行動をともにする堀内一等兵(唐沢寿明)のキャラも際立っていた。いわゆるならず者である。岡本喜八監督の『独立愚連隊』(1959)を思い起こす。実際、ああいうならず者は、どこの軍隊にもいたらしい。唐沢さんの構える銃が米軍のものというのが笑える。

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やがて終戦を迎えるが、大場大尉は投降しようとはしなかった。なぜなら、上からの命令がないからである。それが軍隊というものなのだろう。小野田少尉のことを思い出してほしい。小野田さんは任務解除の命令が届かなかったため、敗戦後もフィリピンルバング島にとどまり情報収集活動を続けていた。かつての上官が任務解除・帰国命令を携え迎えに行ったのは終戦から29年後である。

大場大尉も投降するにあたっては、相当な葛藤があったにちがいない。上空を飛ぶB-29爆撃機、大量のビラ、斥候の報告・・・どれも日本の敗戦を伝えるものであった。しかし、徹底抗戦にはやる部下の気持ちを収拾させるのは容易でない。そこで大尉は米軍のルイス大尉(ショーン・マクゴーウァン)とコンタクトを取り、解散命令書が必要であることを伝える。ほどなく、大場隊は命令書に従い投降する。「歩兵の本領」を高らかに歌いながら堂々と山から下りてくる姿に目がしらが熱くなった。ほこらしく締めくくったラストが心に沁みとおって感動を呼び起こす。 

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2011.02/14(Mon)

幸せの始まりは

この映画のレビューはHPの方へ載せています。その一部を抜粋しますね。

・・・中略
監督と脚本はジャックの盟友ジェームズ・L・ブルックス。機知に富んだ脚本を書くことで定評がある。彼の人間を見るまなざしはとても柔らかい。ダメ人間的要素が強いマティ、ジョージ、チャールズの心を温かく描き、その中で幸せのあり方を問うている。インタビューでは「ハリウッド黄金期、1930~40年代の名作へとオマージュをささげた作品であり、ジョージのキャラクターは、『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンを意識した。」と語っている。ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フランク・キャプラ、ジェームズ・スチュワートといった 名前に愛着を持たない人には古臭い印象を与える映画かもしれない。たしかにリサとジョージ、マティの関係は現代風だが、それらを納めてある入れものは、昔ながらのもの。だからだろうか・・・見終えた後、懐かしさに微笑んでしまった。人の世のめぐり合いと愛の優しさが身にしみる上出来の人情話である。(ジャック・ニコルソンの館「幸せの始まりは」から)

jack.jpg

上映スケジュールの発表が行われた時、その中に日本での公開が入ってなかったので、とってもあせりましたが、2カ月後れでの公開が決まりホッとしました ジャックが演じた役はビル・マーレイが予定されていたんですよ。しかし、マーレイ自身が出演に消極的だったため、結局契約は未成立に。米東海岸でのクランクインまで2週間を切り焦ったブルックス監督が、親友ニコルソンにコンタクトを取り、急遽代役が決定したのだそうです。ジャックがブルックス監督のために一肌脱いだということ だからね、『ブロードキャスト・ニュース』のようなカメオ出演かと思っていたら、そこそこ出番があって嬉しかったですぅ。

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タグ : 映画感想

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2011.02/04(Fri)

RED/レッド

銃撃戦あり、爆破あり、カーチェイスあり、立ち回りあり・・・とアクション映画に不可欠な要素が濃密に詰まった痛快娯楽活劇である。また、人物描写にも神経が行き届き、それがアクションの魅力を強めている。元CIAの特別情報分析官の職に就いていたフランク(ブルース・ウィリス)は50代にして引退し、田舎町で年金暮らしをしている。一人暮らしのフランクの楽しみは年金課のサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー )と電話でおしゃべりすること。ただし、彼女とは顔を合わせたことはない。CIAを退職したら年金をもらえるんだ、でもフランクの慎ましい生活からすると額はあんまり多くないのかな? などと、下世話な事を考えながらのんびり観ていたら、いきなり派手なアクションシーンが飛び込んできた フランクが最新の銃火器で武装した暗殺部隊に襲撃されたのだ!この時、フランクは鈍重なオッサンから一転、無駄のない動きをみせ彼らを始末する。倒された暗殺者に無線で指示を送ってきたのはCIA。なぜ?その目的を探るために昔の仲間を訪ね、彼らと行動をともにする。

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元上司のジョー(モーガン・フリーマン)は笑顔でフランクを迎え入れた。ジョーは末期の肝臓がんを患っているが、老人介護施設で残された時間を明るく過ごしている。やがて、フランクを襲撃した連中がNYタイムズ紙の女性記者を殺害した疑いがあることが判明する。次にフランクが向かったのは、かつての同僚マーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)のもと。マーヴィン最初の一言がいい 「俺を殺しに来たのか?」明らかに目つきが変!人体実験のせいで極度の被害妄想にとらわれているらしい。クレイジーで浮世離れしてた元同僚をマルコヴィッチは楽しげに演じている。本領発揮だな・・・。オバサンも頑張ってるよー イギリス諜報機関の元狙撃手ビクトリア(ヘレン・ミレン)が思い切り銃をぶっ放す。彼女と元ソビエトスパイだったイヴァン(ブライアン・コックス)が恋仲だったという設定も笑える。

さらに、リチャード・ドレイファスまで出ているではないか!好きなんだよねー。あの人を食った感じが 主に70年代~80年代にかけて活躍していた俳優さんだ。『グッバイガール』(77)は最高だった。マイベスト10映画の一つでありんす。本作ではワルを演じていたが、この人が演じると小悪党になってしまう(笑)。お気楽な感じが沁みついているからだろうね。コメディ映画の悪役にはぴったりだ。さらに、さらにアーネスト・ボーグナインが(@_@;) これにはびっくり。特長ある顔ですぐ彼だとわかった。ハリウッドの黄金時代を飾った名優である。とうが立った出演者(←失礼)たちが繰り広げるスリリングなアクション映画は、えもいわれぬ赴きを持つチャーミングな作品になっている。

タグ : 映画感想

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