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2011.11/17(Thu)

コンテイジョン

Contagion.jpg


新種のウイルスが蔓延していく恐怖を描いた映画。よくあるストーリだ。パニック映画ではあるが、ヒーロー不在のドライタッチで話は進む。最近、派手な映画が苦手になった身にはありがたい作りである。

起伏が少ない展開を地味ととるか、リアリティがあるととるかで、評価は大きく異なるだろう。地味と感じた人は退屈し、リアリティを感じた人は背筋が寒くなったと思う。後者の私は、画面を見つめながらいろいろと思った。以下、余談。

先月末、世界の人口が70億に達した。いままで地球上に、人がどれだけ生きていたか計算した人がいるそうだ。現在の人口と人類の歴史から考えると、過去に生存した人の数は膨大なような気がする。しかし、実際は500億から1000億ぐらいしかいなかったらしい。いままでに存在した人類の約10%は、現在、生きている。いかに最近の人口爆発がすごいかがわかる。このままのペースで人類が増え続ければ、地球は人類を養えなくなるだろう。地球の秩序を保つために、新種のウイルスが救世主となる時がくるのでは・・・と、そら恐ろしいことが頭に浮かんだ。
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タグ : 映画感想

11:55  |  映画  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.11/10(Thu)

ミッション:8ミニッツ

Code.jpg


ストーリー等、省略します。公式ホームページはコチラ

死の前の8分間の意識に潜入できることを前提にストーリーは展開していく。一見、映画的な発想のようにみえて、実のところ、それほど荒唐無稽な話ではないようだ。生理学者によると、記憶を保存する特定の「記憶物質」というものが大脳にあり、私たちの想起を可能にするらしい。もし、そんな物質があるならば、死後8分間ぐらいの記憶は脳に残留するだろう。脳死後も心臓が動いているのと同じように。

映画の中でも「死後、数分間は神経が生きている」・・・みたいなことが語られていた。主人公コルター・スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)の「記憶物質」は第三者に操作され、意識のみ過去へ飛ばされる。体は現在にあるわけだから、タイムトラベルとは違う。現在だけが存在する世界と、過去へ直接かかわることができる心とが、いかなる関係にあるのかを探索する試みが面白い。

何度も繰り返される今わの際の8分間。ただし、あらゆるものごとが寸分たがわず再現されるわけではなく、少しのズレが生じている。事象は想起が生み出したものだからだ。

映画が始まってしばらくは、主人公と同様、事態が飲み込めず、彼の不安さが、ひしひしと伝わってきた。そして、主人公コルターとともに、犯人探し行うようになる。観客を主人公と同体化させる演出に、まんまと乗せられたのだ。だが、コルターの現在から隔離された過去を知り、時間観念が芽生えた私は、主人公と距離をおく傍観者になってしまった。そうなると、矛盾点が気になり始める。タイムトラベルではないのだから、列車が爆発することは固まった過去でなければならない。取り返しのつかない過去(列車の爆発)があって、過去から想起される未来があるべきなのに、問答無用に話は進む。過去を見ることはできても、変えることはできないという設定を崩したため、ラストが支離滅裂なものになってしまっている。コルターの意識の潜入先であるショーンの意識はどこへ行ったのだろう?過去から想起されるものが今そして未来と考えた場合、ショーンは過去を忘れてしまったことになる。あるいは、一つの肉体に2つの「わたし」が存在している状態なのか?いや、ラストの映像は仮想現実orパラレルワールドかもしれない。惜しむべし、死の8分前の意識に潜入するという斬新な発想の延長線上にラストがあれば、もっとスタイリッシュな映画になっていたと思う。

タグ : 映画感想

14:15  |  映画  |  TB(1)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2011.11/04(Fri)

ステキな金縛り

『ザ・マジックアワー』で三谷監督を好きになりました 神経過敏で誇大妄想癖がありそうな三谷さんですが、作品は温かな笑いに包まれ、観客がそれぞれに想像をめぐらせて楽しめるものになっています。それと、同世代の風景のようなものが、何とはなしに伝わってくるのですよ。大先生には失礼ながら、映画好きという共通項で括らせてもらうと、親密感さえ覚えまする 

映画を宣伝するために、多くのTVに出演されてましたねぇ。健気なのか、目立ちたがりなのか、商魂たくましいのか・・・笑。大いに語り演じてらっしゃいましたけれど、あの風狂さはいったい何なんでしょ?本音を煙のように燻らせてしまう術に長けた御仁でござります。

さて映画。平日にも拘わらず、大入り満員でしたよ。(レディースデイでしたが)上映開始時間ぎりぎりに、チケットを購入したのがいけなかった 最前列の端っこになってしまいました

童話的な風景で映画は幕を開けます。ティム・バートン監督の『ビートルジュース』(88)みたい。。。オモチャっぽい世界は深津絵里さんが演じるダメ弁護士エミが見た夢。ハッと目が覚め、せわしない日常が現れるという設定は寅さん映画のよう・・・。

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基本、法廷ドラマです 被告を前に検事と弁護士の激しい応酬・・・が、判決の行方を左右する証人が尋常じゃない。氏名は更科六兵衛、男性、421歳。元の勤務先は北条家、肩書きは侍大将。小田原の役の経験者でありまする 北条家の歴史には、ちとうるさい私・・・六兵衛の語る身の上話を聞き、合戦風景が脳裏に浮かびました。秀吉めが数に物言わせて、関東に攻め込んできやがった 戦略なんぞあろうはずもなく、謀略三昧の汚い戦を仕掛けてきたのです。六兵衛さんの無念はいかばかりであったことか・・・。六兵衛を西田敏行さんが演じています。深津絵里さんとの息の合った掛け合いは、安心感を礎に笑いを誘います。二人とも、愉快でいじらしく可愛い

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脇を固める中井貴一さん、阿部寛さんも良かったなぁ。真面目そうな役者さんがコミカルな役柄を演じています。既存のイメージとのギャップが面白いのですよ。深津さんの上司の阿部寛さん、有能そうなオーラを出しているのに、ここ一番という時に力を発揮しない 法廷でのタップダンスにはずっこけました。そして、あっさり死んで、六兵衛さんに会う・・・よくできた脚本です 中井さんについては、亡き愛犬との再会シーンが可笑しかったなぁ。愛犬家の三谷監督ならではの演出でしょうね。

さらに、さらに。柔らかな雰囲気の中、一番はじけた笑いを起こしたのは、生瀬勝久さんの落ち武者カット 彼の頭に兜を被せたい欲求に駆られました(笑)。 

stk_sb6_large.jpg


本作には風変わりな人たちが登場し、それらを縁どる異様な出来ごとの数々が、これでもかと詰め込まれています。三谷さん、いっぱいいっぱい考えて、活気と創意に満ちた作品を生みだしました 

そうそう、小日向文世さんがこだわっていた、フランク・キャプラ監督の『スミス都へ行く』と『素晴らしき哉、人生!』。私は『素晴らしき哉、人生!』の方が好きです。この2つの名作のエッセンスは本作に注入されています。

可笑しさでは『ザ・マジックアワー』に軍配を上げますが、人情話としては『ステキな金縛り』の方が良くできているかな。さわやかな感動が残るステキな娯楽作です。



テーマ : 三谷幸喜 - ジャンル : 映画

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