FC2ブログ
2012年04月/ 03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月

2012.04/23(Mon)

下妻物語

BSにて鑑賞。山本晋也監督と全く同じ感想を持った。見始めて思ったこと・・・映画をなめてるのか(笑)。

simotuma_2.jpg

冒頭、いきなり妙なアニメが出てきて「アタイのマシンが火をふくぜ」と、きた ひとりの少女がバイクを走らせている。真っ直ぐな農道を爆走するバイクの前に軽トラが現れ激突 フロント画面に叩きつけられた少女は、ゆっくりと空に舞う。「さようならダメ親父、さようならおばあ様、さようなら牛久の大仏様、私はロココ時代のおフランスに生まれたかった」ナレーションは続く。「てな訳にはいかないので、時間を巻き戻して・・・・・」との断りがあって、ロココ時代のことやら、少女の生い立ちやらが、今の生活やらが、語られていく。荒唐無稽も甚だしい。録画を消去しようと、リモコンを手にとった。もともと、見るつもりはなかったんだし。でも、山本晋也監督が土屋アンナが良いと言ってたな。。。。彼女が登場するまで、この不愉快な映像世界に付き合ってみることにした。

simotuma_3.jpg

待つこと20分、やっと土屋アンナが出てきた。本人より先に、お手紙が登場する。桃子のヴェル○ーチを売って欲しい書いてある。ひらがなだらけ、へったな字(笑)。オツムの程度がわかる。桃子は差出人の白百合イチコは小学生か中一ぐらいの子供だと思い、自宅に来るよう返事を書く。そして、イチコちゃんがやってきた。が、現れたのは、桃子の想像していたイチコ(イチゴ)ちゃんとは様子が違う。ピポピポピポピポ~♪バイクのエンジンが土煙を巻き上げている。金髪にサングラス、超ロングのスカートにぺったんこのカバン。ひと昔のスケバン姿のイチコちゃんが桃子ちゃんのもとへ、ゆっくりと近づいてきた(笑)。これが、ロココ姫・桃子とヤンキー娘・イチゴの出会い

土屋アンナちゃんが良かった!彼女が登場してからは、そのキャラにすっかり魅惑され、映画に吸い寄せられてしまった。映画の表現方法はメチャクチャでも、ハートに響くものがある。まさか、この手の映画で泣くとは思わなかった。恋に破れたイチゴが顔を覆って泣くシーンに、もらい泣きした。台詞がイケてる。「なぁ桃子、女は人前で泣いちゃいけないんだよ」そうは言ったものの、涙を抑えきれず、震えながら声をころして泣く。普段、突っ張ってるイチゴの純情に泣けた。

特殊な環境に育った桃子は、人と人との関わりがわかっていない。誰かと寄り添って生きていくのが苦手なのだ。だから、いつもマイペース。かたやイチゴは仲間とつるんで走るが大好きな寂しがりや。全く正反対のふたりの会話は噛み合わない。が、イチゴのちょっと残念なオツム(←失礼)と、天然ボケの桃子・・・ふたりとも軌道を外れた生き方をしているという点では、同じ種族なのかも(笑)。やがて、ふたりは心を通じ合わせるようになっていく。

本作では登場人物は極端にデフォルメされ、それに同調するようにアニメーションがインサートされている。始め、こうした演出に違和感を覚えたが、観終わる頃には、さわやかな気持ちになっていた。中島哲也監督のユニークな手法は、描かれている物語ないし状況の、質的な純度を高める方向へ機能している。また、深田恭子、土屋アンナ宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ、生瀬勝久、岡田義徳、本田博太郎、樹木希林らの演技のアンサンブルが、鮮やかにまとめられているのは監督の力によるところが大きい。最後まで観て良かった!
スポンサーサイト



タグ : 映画感想

10:00  |  映画  |  TB(1)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
 | HOME |