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ショーシャンクの空に
2008-05-19 Mon 16:21
shawshank.jpg
監督: フランク・ダラボン
製作総指揮: デヴィッド・レスター 、リズ・グロッツァー
原作: スティーヴン・キング
脚本: フランク・ダラボン
撮影: ロジャー・ディーキンス
美術: テレンス・マーシュ
音楽: トーマス・ニューマン
原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION
上映時間 :143分
製作国 :アメリカ  製昨年:1994
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン 、ウィリアム・サドラー 、ボブ・ガントン、ジェームズ・ホイットモア


新聞の映画広告に『グリーンマイル』『ショーシャンクの空に』の2作品の名前が踊っています。スティーヴン・キングの原作をフランク・ダラボンが映画化した『ミスト』とマンデラの獄中生活『マンデラの名もなき看守』のコピーに登場。う〜ん、「ミスト」の広告で出てくるのはわかるのですが、『マンデラの名もなき看守』はなぜ?監獄ものだからでしょうかねぇ(笑)。

舞台は1947年から66年にかけてのショーシャンク刑務所。妻とその浮気相手を殺した罪で投獄された元銀行家の静かな戦いを描いています。彼の名はアンディ(ティム・ロビンス)。愛する妻と銀行の副頭取の肩書きを持つ、前途洋々の若者でした・・・・。

つかみどころのない人物を演じさせたら、ティム・ロビンスの右に出る役者さんはいないでしょうね(笑)。アルトマン監督の『ザ・プレイヤー』での演技は特に印象に残っています。独特の雰囲気があるのですよねぇ。自分が犯していない罪に問われた男の絶望と希望を、内省的で悲壮な演技でもって見事に表現しています。喜怒哀楽を覆い隠し、不屈の闘志を内に秘めた男・・・深みがあります。

監視する側とされる側。罪人として収監されている者と彼らを法の名の下に管理する看守。本来ならば、罪人が悪で看守は善のはずが、この映画では逆転しています。悪意に満ちた冷淡さを持つ所長は裏金作りに励み、看守主任は残虐極まりない方法で囚人たちを罰する。世間から切り離された空間で日々繰り返し行なわれている陰湿なイジメ。そんな絶望的な世界で正気を保つには、よほどの精神力を持っているか、全てを諦めて廃人同様に生きるしかないでしょう。

刑務所での20年は長いですね。映画女優のポスターを小道具に使って、時の流れを表しています。アンディの独房の壁を飾ったのは、初代はリタ・ヘイワース、入所10周年の記念に贈られたのがマリリン・モンロー、そしてラクエル・ウェルチへと・・・・。リタ・ヘイワースは刑務所で上映された映画『ギルダ』にも登場しました。名前を呼ばれ「私?」と頭を上げてニッコリするシーン、最高の笑顔です!原作はスティーヴン・キングの【刑務所のリタ・ヘイワース】ですものね〜。20年のあいだに、アンディの髪には白いものが混じるようになり、老眼鏡のお世話に。そうして刑務所生活に馴染み溶け込んだように思えたのですが・・・・・・。

アンディは自由になることを諦めてはいなかったのです。希望は何にも替えがたい永遠の命題。彼は希望を失うことはなく、その時のために黙々と準備をしていました。20年間、ロックハンマーで自由へ通じる穴を掘り続けます。コツコツと。己の信念に忠実で、決して希望を捨てなかった主人公に、すがすがしい感動を覚えました。
別窓 | 映画 | コメント:10 | トラックバック:1 |
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この記事のコメント
佳い映画でしたね。
この映画を観たくて買ったDVDを持っています。
ところで、刑務所が背景の映画も沢山ありますね。「グリーン・マイル」とよく似た内容の「チョコレート」から、思い出すままに、「大いなる幻影」「終身犯」「自由を我等に」「格子なき牢獄」「手紙」「第十七捕虜収容所」「大脱走」「私は死にたくない」「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」「マルシカの金曜日」「スパイ・ゾルゲ」「女囚と共に」等々。「羊たちの沈黙」「レッド・ドラゴン」「ハンニバル」の三部作もこの範疇か。「ハリーポッターとアズカバンの囚人」は題名だけ。あっ、先日観てきた「明日への遺言」は入るなぁ。他にもありそうです。観たいと思っている「刑務所の中」等未見の映画もあります。
何でもBEST10好きの私は一度、観た作品の中から、刑務所映画のランキングも作ってみたいです。(笑)
「ショーシャンクの空に」は、金銀銅のうちどれかのメダルを獲得しそうです。
2008-05-19 Mon 18:32 | URL | アスカパパ #xq6o7d/.[ 内容変更] | top↑
アスカパパさんへ
この映画は昔、スターチャンネルで観たのですが、内容を忘れてしまって・・・・汗。先日、DVDを買って再見しました。「グリーン・マイル」と並ぶ感動作ですね。この監督の最新作「ミスト」を観に行こうと思っています。

まぁ、たくさんの刑務所映画〜(笑)。「チョコレート」や「グリーンマイル」のような看守と囚人を描いたドラマは胸を打つものがありますね。「グリーン・マイル」は、ものすご〜く惹かれましたが、ラストが悲しくて切なすぎるので、再見するのを躊躇しています。「白バラの祈り」も面白かったです。あっぱれな兄と妹に感動しました。ハンニバルは囚人には違いないですが、彼に対して、同情や感動の気持ちは持てませんでした(笑)。だって恐すぎます。ハンニバルのいる刑務所にだけは勤務したくありませんよー。

私は脱走ものが好きです。「大脱走」「暴力脱獄」「パピヨン」「脱走大作戦」などなど・・・・。不屈の精神というのがいいのですよね〜。自分にないものに憧れます♪そういうことで「ショーシャンクの空に」は大いに感動しました。すごい精神力だなぁって。

黒澤映画BEST10ありがとうございました。とても参考になりました。刑務所映画とか法廷映画とか・・・いいですねぇ。あと、悪人ランキングとかも(笑)。こいつだけは許せない〜ランキングです。
2008-05-19 Mon 19:27 | URL | マーちゃん #jIgFQiZc[ 内容変更] | top↑
とうとうこれがきましたか。「アルカトラス」も好きだけと、なんといっても「ショーシャンク」です。これも、もう5回ほど観ました。この映画は私の人生で、もっとも勇気づけてくれた映画です。俳優さんもみんな達者ですね。所長のボブ・ガントンやホイットモア・・・
自分につらいことがあると「アンディよりまだましじゃないか」と思い、なにか行き詰ると「アンディのように希望を捨てず、頭を使え」と自分に言い聞かせています。
リタの映画は「ギルダ」ですか。これも観たいな。
好きなシーンは一杯あるけど、一番はレッドがアンディの手紙を掘り出すところ。あのロケーションと風の音のような音楽とアンディの手紙の声がいいですね。
私もいつかアンディのように、海岸沿いの道をユーノスロードスターに乗ってぶっ飛ばしてやるぜ。笑
2008-05-19 Mon 20:17 | URL | スタンリー #-[ 内容変更] | top↑
スタンリーさんへ
脱走ものは面白いですよね〜♪脱走方法が楽しいですしハラハラドキドキしますし。そして何と言っても主人公たちの根性が素晴らしいです!

スタンリーさんは5回もご覧になったのですか?!わぁ〜、それほどのお気に入りでしたか。原作・脚本が良いことに加え、俳優さんたちが、それぞれの立場を見事に演じていますね。あの所長が一番憎いアクドイですよー。アンディの無実の証人を自分の都合で殺してしまうなんて・・・・。人の人生をなんだと思ってるんだと、めちゃくちゃ腹が立ちました。一見穏やかそうに見えるところが恐いです。

アンディには、ただただ敬服するばかりです。希望を持つことの大事さを教えられました。そうですね、困難には頭と心で立ち向かわなければいけませんね。

「ギルダ」見たいですよね!リタが素敵です!!!映画でチャッチャチャッチャチャ♪という音楽に合わせて、リタがにっこり見るんですよね〜。いいなぁ。一番好きな女優さんになりましたよ。

手紙のシーンは涙がじわ〜と出てきました。あんな古ぼけたカンに、あんな優しい手紙が・・・・。レッドに届け希望の手紙〜ですよね。ラストがハッピーエンドで救われました。善き人には善き人生を送らせてあげたいです。
2008-05-19 Mon 20:50 | URL | マーちゃん #jIgFQiZc[ 内容変更] | top↑
上質ですね。^^
刑務所モノと潜水艦モノにハズレなしと
よく言われますが、この作品もまさにその通りでしたね。
それにしても、キングさんの本質は「キャリー」、
「ショーシャンク」どちらなんでしょうね?
いずれにしても引き出しが豊富な方ですねぇ。
ヘイワーズは日本人好みかどうかわかりませんが、
とにかく男を破滅させる匂いプンプン(笑)
「ギルダ」や「血と砂」なんか観ると、
確かに、男ならこの女のためなら破滅しても
構わないとなるかもしれません。
肝心の筋はほとんど覚えてませんが。。苦笑
2008-05-19 Mon 23:01 | URL | ぱんだうさぎ #-[ 内容変更] | top↑
ぱんだうさぎさんへ
潜水艦モノもいいいですよね〜。「U・ボート」は数ある戦争映画の中で、最もリアリティがある秀作だと思っています。刑務所モノは重厚な人間ドラマから娯楽性のある軽快なアクションものまで、いろいろですよね。

「キャリー」はそうでした!キングさんでしたね〜。私はホラーは、あまり観ていないのですが、これは観てしまいましたぁ(笑)。全編血だらけで恐かったですぅ。でも気持ち悪くはなかったですよ。あの少女に同情したからでしょうか。キングさんのはホラーであっても、人間の深層心理を追求したものが多いですね。ほんと、引き出しが豊富な人です。スタンド・バイ・ミーもキングさんでしたね。

ヘイワース、好きです(笑)。あの笑顔が忘れられません。チャーミングな微笑み。挑発するような視線。う〜、いいです♪悪っぽくて、人を惹きつける魔力があります。そう、魔性の女ですよー。
>男を破滅させる・・・女も破滅させます。どうしましょ、とっても好きになってしまいました。「カルメン」しか観たことがないのですが、今後は手に入るDVDを集めようかと思っています。ぱんだうさぎさんは「ギルダ」や「血と砂」をご覧になったのですか?!凄いですね〜。「ギルダ」が観たい観たい!!
2008-05-20 Tue 00:01 | URL | マーちゃん #jIgFQiZc[ 内容変更] | top↑
「第十七捕虜収容所」「大脱走」「私は死にたくない」「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」「スパイ・ゾルゲ」「女囚と共に」等々。「羊たちの沈黙」「ハリーポッターとアズカバンの囚人」くらいしか見ていません。!!いっぱいあるんですねえ。それと・・・思いだせないんですけどイ「アモーレ アモーレ アモーレ アモレ 
ミオ・・・」っていう歌で有名な映画・・・なんでしたっけ???もう、ボケが進行中です。いつも、愉快なコメントいただいて有難うございます。力をいただいています。
2008-05-20 Tue 09:18 | URL | 山口ももり #-[ 内容変更] | top↑
山口ももりさんへ
いっぱいありますねぇ。「ロンゲスト・ヤード」「ザ・ハリケーン」というのもありました。刑務所ものには、大きく分けて2つのタイプがあるように思います。無実なのに収監されてしまった人が自由を求めて脱走を図るというパターンと看守と囚人の関係を描いているものと。そこに囚人たちの間に芽生える友情を絡めているものが多いような気がします。「ハリーポッターとアズカバンの囚人」はwowowで観たのですが、最近の映画なのに、もう内容を忘れています。健忘症です(笑)。シリーズものは、ストーリを忘れてしまうので、話がつながらなくて???となってしまいます。あのシリーズは、もうそろそろ最終章になるのでしょうかね・・・。俳優さんたちは、もうすっかり大人になってしまいましたね。

アモーレ アモーレ アモーレ・・・・はイタリア映画「刑事」のテーマ曲ではないでしょうか。有名な曲ですよね。昔の映画音楽には素晴らしい曲が多かったですね。私は映画「ひまわり」のテーマ曲が大好きです。

こちらこそ、いつも温かいコメントをいただき感謝しています。
2008-05-20 Tue 10:08 | URL | マーちゃん #jIgFQiZc[ 内容変更] | top↑
キングの小説・映画
には何か、いじめられている人間に対する救済・眼差しが感じられますね。
彼をインタビューしたドキュメンタリーを見たことがありますが、やはり高校時代はイジメなどにあい、あの頃に戻りたいなどと絶対思わない。と言っていました。
ホラー物でも「スタンドバイミー」などのものでも、一見冷たく見えるシーンがあっても、最後には暖かいものを感じますね。

この映画のミス、気がつきましたか。
所長がピストル自殺しますね。
銃口をアゴに当てているのに、次の死んだカットでは頭から血を流しているんです。

2008-05-21 Wed 10:57 | URL | スタンリー #-[ 内容変更] | top↑
スタンリーさんへ
スティーヴン・キングは複雑な家庭環境で育ったそうですね。そうですか、イジメられていたのですか。ティム・バートン監督にも言えることですが、異形なモノへの思い入れを感じます。今や天下のスティーヴン・キング!皆の尊敬を集める存在になりましたね。でも、世の中、イジメられ続けている人もいるでしょうね。アンディへのイジメは壮絶でした!でも、最後はスカッとしましたよ。

「スタンド・バイミー」にも、年上のイジメッコが登場しますものね。少年が何人か出てきましたが、スティーヴン・キングの少年時代を投影している子がいるのでしょうね。「スタンド・バイミー」かぁ、20年以上前に見たきりです。再見したいです。

DVDをチェックしました。アゴに弾を撃ち込んだとき、弾がどういう動きをするのかわからないのですが、所長は頭から血を流しています。ちょっと変ですねぇ。普通、銃を使っての自殺は銃を口にくわえますよね。そうしないと銃が安定しないからかもしれませんね。
2008-05-21 Wed 15:01 | URL | マーちゃん #jIgFQiZc[ 内容変更] | top↑
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ショーシャンクの空に
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2008-05-19 Mon 18:23 アスカ・スタジオ
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