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2010.04/16(Fri)

第9地区

南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、05年製作の自作短編「Alive in Joburg」を長編として作り直したSFアクションドラマ。1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10地区」に移動させる計画を立てる。製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。(eiga.com)

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日々製作される映画たち。様々な作品が生まれては消えていく。ヒットし多くの人に触れる機会を得た作品は幸運である。日の目を見ずに消えていくものが粗方であろう。本作もまかり間違えば、正当な評価を得ることなく、カルト作品として、一部のファンの心に刻まれる類の映画かもしれない。聞けば製作費は30億円だという。『アバター』の300億円の10分の1というから驚く。巨額の製作費・広告費を投入し、ある程度のヒットが約束されたものより、アイデア勝負の映画の方が私は好きだ。ということで、本作は非常に面白かった。

着眼点がユニークである。難民エイリアンなんて今までお目にかかったことがない。南アフリカヨハネスブルク上空に宇宙船が28年間も浮いているという設定が奇抜だ。人類対エイリアンの攻防が繰り広げられかと思いきや、 アパルトヘイトを思わせる政策により、異邦人は住む場所を制限され差別を受けている。エイリアンなのだから、この仕打ちは仕方あるまい。私がエイリアンに遭遇したら「ぎゃ~」と、絶叫し金蔵バットを振り回すだろうな(笑)。それにしても奇妙な関係である。エイリアンと人類は心を通わすでもなく、敵でもないのだから。

ところが、ある事件をきっかけに、際どいバランスは崩れることになる。エイリアンたちの立ち退きに端を発し、やがて対決が生じるのだが、エイリアン対人類でないところがミソだ。人類からはみ出しかけた主人公と知的なエイリアン、互いの利害が一致し共通の敵と戦う。始めはドライな関係であった彼らに次第に芽生える友情。緊迫する展開に心情の変化を巧みに放り込んでくるので、いやが応もなく主人公に引きつけられる。そして最後、追い込まれた人間の恐怖と狂気に割って入る良心が清々しい感動を呼ぶ。

タグ : 映画感想

13:30  |  映画  |  TB(2)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●ボヘミア~ンエイリア~ン

エイリアンと地球人が同じ地で暮らしている、という光景が面白かったですね。
まさに、アイデアの勝利!
人間の、きれいじゃない面も、いろいろ見せてくれてました。
ヒジョーに、おもしろかったですね!

ボー | 2010.04.17(土) 07:42 | URL | コメント編集

●☆ボーさんへ

ボヘミア~ン、葛城ユキ さんの歌でありましたね(笑)。
エイリアンというと、リドリー・スコット監督の、気持ち悪い化け物のイメージが強いので、同じ地で暮らすなんてことは、私はごめんこうむりたいです。
でも、エイリアンが人に紛れて暮らすのではなく、公認の元、生息しているという発想は面白いですね。
映画で描かれている人間が心根の部分では、エイリアンより汚いのも興味深かったです。
マーちゃん | 2010.04.17(土) 10:12 | URL | コメント編集

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「第9地区」

南アフリカ出身の監督による映画? なるほど、ハリウッド臭が少なくて、刺激的で、とても面白い娯楽作品。 カルト的な名作として残るかもし...
2010/04/17(土) 07:32:27 | 或る日の出来事

『第9地区』お薦め映画

独創的なストーリーと、リアリティのある映像。ワクワクする展開でアクションシーンも見ごたえあり。風刺は利いているが笑いに嫌みがないスマートな社会派SFドラマ。
2010/04/18(日) 10:58:01 | 心をこめて作曲します♪

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