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2010.12/08(Wed)

武士の家計簿

kakeibo.jpg

久しぶりの劇場観賞です。行って帰ってくるのに3時間はかかるだろうなぁ。はお留守番出来ているのか・・・心配しつつの、せわしない観賞でありんす 加えて腰の状態も万全ではありませぬ。観始めて1時間を過ぎると、もんどり打つほどの痛みが 場内は超満員、モゾモゾ動くと不審者と思われるかもしれない・・・我慢の時間が続きました。だいたい予告が長すぎ!20分ぐらいあるんだもん。通路席ならば、本編ぎりぎりで席に着けばいいのだけど、そうでない場合は早めに入場しないと、先に着席している人に迷惑ですものね。体が万全なら気にしない・・・というより楽しむことができるのでしょうが、手負いの身にはキツイ!(なら、観に行くな?汗)いろいろ文句たれてますが、映画は良かったですよん じゃないと、痛みに負けて退席しとります 

原作は『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 』。はしがきに、著者と古文書の出会いが書かれています。送られてきた古文書販売目録書の中に『金沢藩猪(まま)山家文書 入攘(いりばらい)帳・・・・』というのを見つけ、神田神保町にある古書店へ行き、15万円で買い求めたと・・・。温州みかんの段ボールの中には1842年から1877年まで、37年間にわたる「武士の家計簿」と家族の書簡、日記が詰め込まれていたのです。廃棄処分から救われ古書市場に流れて著者の目にとまり、研修書として広く世に紹介され、映画化されたということは、日の目をみたというべきか、イヤ、さらされたととるか・・・ちと微妙ですな いずれにせよ幕末の武士のくらしぶりを精密に復元した興味深い書でありまする。古文書の解読書というと、お堅いイメージがありますが、本書は平易な言葉で非常に分かりやすく書かれているので、小説を読むようにサクサクとページが進みます。1日で読み終えて疲れない、そんな本です。面白いですよー 家計簿と日記で構成されてますから、とってもリアルな光景が頭に浮かぶのです。物語的なので映画化しやすかったのではないかしら。

さてさて映画。原作に書かれている面白エピソードを随所にちりばめ、素材をいかしてはいますが、かなり脚色されてます。原作そのままだと、とても2時間9分に収まりきらないからでしょうね。物語は加賀藩の算用者として財政に関わる下級武士の奮戦記です。武士とは体面を重んじる職業、よって祝儀交際費や儀礼行事費の家計費にしめる割合が高くなります。貧乏をしているのに、武家らしい儀礼は親類をあつめて執り行い、食膳には鯛が顔をみせている しかし、猪山家八代目の直之は家計が窮地に追い込まれていることを知り、家財道具を売り払って借金返済にあてることを決めます。着物、書籍、茶道具の類はもとより、お弁当箱まで売っちゃった その様子がユーモアたっぷりに描かれていて観客の笑いを誘います。直之の徹底ぶりは節約だけではありません。息子の教育も凄まじいものがありました。反抗したらそろばんで頭を殴るんですよ 猪山家の生活は「筆とそろばん」にかかっていたから、教育熱心だったのは仕方ないのかな。。。

同じ幕末、勤王の志士として日本の将来のため奔走している者もいれば、猪山直之のように、政治への意志というのが微塵もない武士もいたのは面白いですね。直之の息子は軍の会計職に就き、年収1235円、いまの感覚では3600万円を得るようになります。直之の教育が花開いたといえましょう。余談になりますが、直之の孫の網太郎は海軍兵学校で『坂の上の雲』の秋山真之と同期でした。『坂の上の雲 第二部』が始まりましたね 今の日本、稚拙な外交を繰り広げておりますだけに、タイムリー? 映画を見終えて家に帰るとのシッコの跡が4か所も ペットシーツを大量に敷いておいたので事なきを得ました・・・です 

タグ : 映画感想

17:14  |  映画  |  TB(1)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

こんにちは。
以前、NHKで再現ドラマを交えてやっていましたね。これ、映画にしたら面白かろと思っていたら、さっそくやってくれました。みんな考えることは同じです。笑
痛めた腰では椅子に座るのがキツイですよね。むしろ立っているほうが楽です。
あるいはお釈迦様が寝ているスタイルがいいです。
昔の映画館にあった座敷席なら何とか横になれますね。でも今はそんな古風な所ありませんか。
安静第一でお大事に。
アラン・墨 | 2010.12.09(木) 17:05 | URL | コメント編集

●アラン・墨さんへ

コメントありがとうございます。
NHK教育で江戸詰め武士の生活を、残されていた日記を元に再現したのがありましたが、それでしょうかね?私が見たのは、団子の値段や自炊のこと、江戸見物を楽しむ様子などを描いたものでした。
幕末はそんなに昔ではないので、史料も多く残っているのでしょうね。

年のせいでしょうか、腰がなかなかよくなりません(泣)。治ったかと思ったら、また痛くなる・・・の繰り返しです。ほんと、立っている方が楽ですよ。
『ねはんぶつ』ですか(笑)、それいいですねー!!
立って観るのだったら最後列、寝て観るのだったら最前列ですね。でも、最前列でお釈迦様スタイルは勇気がいりますよー(笑)。だれかに通報されて、劇場スタッフにつまみ出される?・・・それだけではすまないかもしれませんし。
座敷席は飛行機や新幹線にもあればいいのに。。。
心配くださりありがとうございますm(__)m
マーちゃん | 2010.12.09(木) 23:40 | URL | コメント編集

●コメントとTBありがとうございます。

 ユーモラスな雰囲気の中にも、確かな分析を加えたマーちゃんの重厚なレビューを、味わい深く精読させていただきました。
 原作を読んで居られるマーちゃんと、映画で初めて知った私との差を感じます。勉強になりました。
 直之の孫と、秋山真之が同期の桜だったとは、奇遇ですね。このようなエピソードは、マーちゃんのブログでしかお目にかかれませんもの。
 ありがとうございました。

 公開された1年余り前に劇場鑑賞されて居られるのですね。でも愛犬を気にしつつ、且つ腰痛を堪えながらのご鑑賞に応えてくれたた作品だったのが救いでしたね。
 私もテレビ放映の録画を観たばかりの興奮が未だ残っています。この映画を観ていて、上杉鷹山が一瞬浮かびましたが、彼のような著名な人物ではなくて、もしかしたら世に埋もれていたかも知れない普通の人の生き様が、奇遇を得て陽の目を見たところに意義を感じます。

末筆ながら、何卒ご自愛のほどを。
ascapapa | 2012.03.28(水) 09:50 | URL | コメント編集

●ascapapa さんへ

腰が痛い時だったので、ふざけた文章になってしまいました。(腰痛と関係あるのか疑問ですが・笑)
原作には、猪山家が売却した私財の一覧表があって、総額一千万円以上にもなっています。お弁当箱は、現代の感覚からすろと四千円、小袖は六十二万円と、高額で取引されています。昔は新品を買うということは稀で、中古品が多く流通していたのかもしれませんね。
秋山真之のことは原作に書いてありました。『坂の上の雲』のことがなければ、見逃していたと思います(汗)。

犬に脳腫瘍が見つかりまして、てんかん発作をおさえる薬を飲ましていたのですが、副作用で多尿になっていたのです。この頃は、犬に24時間付き添っていて、なかなか映画を見る時間と心の余裕がありませんでした。加えて、腰痛・・・。それでも観たかった作品でした。

上杉鷹山のような人が今の政治家にいたら、構造改革をテキパキと進め、日本の借金を減らしてくれると思います。上は鷹山のように、下々の者は直之のように、生きることが望ましいですね。

お見舞いの言葉をありがとうございます。この映画の時も腰が痛いと騒いでいたんですね。情けないです。
マーちゃん | 2012.03.28(水) 11:28 | URL | コメント編集

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2012/03/28(水) 09:53:18 | 八十路STUDIO

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